スイングの三原則を役立てましょう。

Q.スイング作りのポイントを教えてください。

A.まずスイングというのは基本的にスイング三原則というものがあります。スイング軸、スイングプレーン、スイングアークからなります。
 まずスイング軸ですが皆さんもご存知の通りスイングを作るのに最も大切なものです。よく頭を固定して練習されている方もいますがこれはあまりおすすめしません。ではどうやって軸を作る練習をするかというと鏡を正面にして首の太さ程度を軸とするように素振りするとイメージしやすいと思います。その時に軸が細い一本の線になると、よく言われるギッコンバッタンになって体重移動も上手く行えません。 頭が動くことを気にせず、まずは太い軸を作ることを心がけましょう。

575  次はスイングプレーンですがスイングに対してスイングの弧の事をスイングプレーンと言います。練習場などで円を意識した器具を見た事もある方が多いと思いますが正しくそれがスイングプレーンです。

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 プレーンもアドレスのグリップの位置で全く変わります。例えばグリップの位置が高い人と低い人ではプレーンはアップライト(縦)フラット(横)になり異なります。練習方法としては鏡を側面にセットします。コンパスでいうとグリップが中心になります。それに対して腕とシャフトが鉛筆になるイメージです。図1のようにしてスイング軸に対して弧をイメージするように練習すると安定感が増してきます。フォローも同様で鏡をセットしてアドレスの位置からフォローとフィニッシュの形を作る練習すると良いでしょう。
573  最後にスイングアークですがスイング軸、スイングプレーンに対して弧の大きさを表すのがスイングアークです。よく「脇を締めて」と言いますがこれも締めるものではなく自然に開くぶんに関しては全く問題はありません。手であげてフライングエルボーになりやすいので注意が必要です。アークを大きくする為にはまずテークバックで肩からヘッドの三角形を使う事が大切になります。それからバックスイングで肘をたたみながら体を回してトップを作る練習をします。トップを何回あげても同じところにならなければ手であげているといっても過言ではありません。

574 アークも大きければいいという訳ではなく、身長やリーチの長さで異なります。フォローでも見かけられるのがグリップと体が離れている人です。これはビックフォローではなく泳いでいる状態になります。大きなフォローを作るのも手ではなく体の動きで作るものです。以上の動きに注意してスイング作りに役立てて頂ければ幸いです。

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