ゴルフと私③2019.10.28 update

ゴルフと私③

坂尾 美枝さん

徳島県北島町 昭和14年生まれ(80歳主婦)


53歳で初めてゴルフクラブを握って27年。

この間、2度の脳梗塞や腹部腫瘍、脊髄膿胞、脊髄圧迫骨折など大病を患い、今も両足はしびれたまま。

それでも今年通算14回目(6月末まで)のエイジシュートを達成。今も高みを目指す坂尾さんにお話をおうかがいました。


ーゴルフを始めるきっかけと、坂尾さんが感じるゴルフの魅力を教えてください。

「勤務先の社長から古い1本のアイアンをもらったのがきっかけです。魅力は全ての責任が自分にあるところです。

高校時代はソフトボール部で、ミスや勝敗は全員で責任を負いますから新鮮でした。だから、ミスをなくすために教室に通って基本を学び、ビデオでも研究しました。

毎日クラブを握り、65歳で初めて所属クラブの女子選手権に勝つことが出来ました。最高の思い出です。」

ー今も続く病気との戦いを克服した要因は?

「7度実現していたエイジシュートを10回は達成したいという強い気持ちと、師事する柳田正則先生の『ゴルフを止めたらあかん』という言葉です。

76歳から2年間はクラブを握れなかったのですが、その時は外を見るのもつらく、青空が見えるとすぐカーテンを閉めました。涙の毎日でした。」

ー今後の目標は。

「今も病気への怖さがありますが、体や家庭環境が許す限りクラブを握り続けたいと思います。エイジシュートの回数を増やしたいです。」


▲師事する柳田先生と


▲2013年10月

所属クラブの女子選手権で優勝


▲エイジシュートの回数更新に意欲を燃やす坂尾さん