大亀 孝裕氏のご功績を讃えて・・・2021.05.31 update

四国ゴルフ連盟 前会長

大亀 孝裕氏のご功績を讃えて…


20年に渡り四国ゴルフ連盟会長を務められた大亀孝裕氏が、令和3年3月14日、ご逝去されました。

本誌でも創刊以来大変お世話になりました。ここに感謝を込めて、四国ゴルフ連盟様よりご提供いただきました偉大なご功績をご紹介させていただきます。


【役職歴】

(四国ゴルフ連盟)

理  事/平成7年~平成9年(3年)

常務理事/平成10年(1年)

会  長/平成11年~平成31年(20年)

顧  問/平成31年~令和3年

(日本ゴルフ協会)

理  事/平成11年~平成31年


昭和56年に中四国ゴルフ連盟から分離し、四国ゴルフ連盟が設立されて40年が経過します。この間26年間の永きにわたり協会の要職に就き、卓越した指導力を発揮されて四国ゴルフ界の発展に寄与されました。


【主なご功績】

四国ゴルフ界を活性化させるためにはゴルフ人口の拡大が重要であり、ゴルフ人口の裾野を拡げるため、特に、将来を託すジュニア層や国民スポーツとして発展させるため女性層の開拓が大切であることから、会長のご指導により、新たな取組みを行いました。


 ジュニアの育成 

●四国地区強化指定選手制度の創設

将来性のあるジュニアゴルファーを発掘育成し、松山英樹選手に続く世界の頂点を目指す選手を輩出するため、四国地区強化指定選手制度の創設しました。


●四国小学生ゴルフ大会

▲2016年 第11回/四国小学生ゴルフ大会

将来を託すジュニアゴルファーの育成のため、四国ジュニアゴルフ選手権競技の一部門(小学生オープンの部)から独立させた四国小学生ゴルフ大会を創設し、技術向上に偏らず社会性に富んだ心、技、体のバランスの取れた健全なジュニアゴルファーの育成に努めました。


●四国ジュニアゴルフ学年別  チャンピオン決定戦

小学5年生から中学3年生までの学年別チャンピオン決定戦を創設し、ジュニアゴルファーの育成に努めました。(出場者が減少していることから令和3年度から廃止)

▲2014年 第3回/四国ジュニアゴルフ学年別チャンピオン決定戦


 女性ゴルファーの育成 

●四国女子インタークラブ 親善競技

四国ゴルフ界の振興にとって女性ゴルファーを増やすことが重要であることから、加盟倶楽部を代表する女性ゴルファーによる団体戦スクラッチの部と多くの女性ゴルファーが楽しめる親善の部による大会を創設し、生涯スポーツであるゴルフに取り組む女性ゴルファーの増加に努めました。

▲2014年 第4回/四国女子インタークラブ親善競技

▲2017年 第7回/四国女子インタークラブ親善競技

四国ゴルフ界の振興にとって女性ゴルファーを増やすことが重要であることから、加盟倶楽部を代表する女性ゴルファーによる団体戦スクラッチの部と多くの女性ゴルファーが楽しめる親善の部による大会を創設し、生涯スポーツであるゴルフに取り組む女性ゴルファーの増加に努めました。


●四国女子シニアゴルフ大会

女性がお元気で活躍することは社会にとって大切であることから、ゴルフにおいても生涯スポーツとしてゴルフを楽しむシニア女性ゴルファーを支援するために、スクラッチの部と親善の部による大会を創設しました。

▲2017年 第2回/四国女子 シニアゴルフ大会

▲2018年 第3回/四国女子 シニアゴルフ大会


 その他 

JGA理事として日本のゴルフ界の発展に尽力されるとともに、ゴルフ競技が、国民スポーツとして国体の正式競技種目となることに尽力されました。


松山英樹プロのマスターズ優勝を、四国のジュニア育成に力を注がれた大亀氏が何より喜ばれていることと思います。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

■資料ご提供/四国ゴルフ連盟